シンガポール航空スイートクラスのマイル搭乗記!機内食や座席はファーストより超豪華

マイルを本格的に貯め始めて1年が経過しました。
その記念に貯めたマイルを使って、人生初のファーストクラスに無料で乗るコトに。
そして色々と調べ上げた結果、ファーストクラスよりも豪華な「スイートクラス」がシンガポール航空に存在しているコトを知りました。
そして実際に搭乗したので、この記事では「スイートクラス」の極上の体験についてお伝えして行きます。
Contents
A380の期間限定便「関空−シンガポール」
マイラー1周年の記念に、マイルで乗れるファーストクラスを色々と調べてみました。
すると、シンガポール航空のエアバスA380が期間限定(2018年10月28日〜2019年3月30日まで)にて関空⇆シンガポールを運行しているコトを発見。
ファーストクラスの上のスイートクラスに乗れるというコトで、早速マイルを使って無料で予約してみました。
スイートクラス(ファースト)をマイルで予約(SQ619便・SQ618便)
「クリスフライヤー」というシンガポール航空のマイルを使ってホームページより予約をしました。
必要なマイル数は13万マイルで、それ以外に空港税など6,970円を一緒にクレジットカードにてお支払いしました。
スイートクラスの料金・価格・値段は?
必要なマイルは13万マイルだったのですが、お金で購入するといくら必要なのか興味があったので調べてみました。
すると、関空⇆シンガポールのスイートクラス1往復のお値段は
753,970円でした!
時期によっては100万円を超えるコトもあるらしいのですが、今回の時期は比較的お買い得な時期だったようです。
それでも、1往復の航空券になかなか75万円も支払えないので、マイルで無料だと非常にお得感があります。
シンガポールエアラインのマイル(クリスフライヤー)の貯め方
シンガポール航空のマイルを効率よく貯めるには、「クリスフライヤー」へとポイントを交換するコトができる以下の3つのクレジットカードがオススメです。
この中でも特に「SPGアメックス」は、1.25%の還元率を誇りながら44社の航空会社のマイルへの交換が可能な素晴らしいクレジットカードです。
ANAマイルではスイートクラスは予約できません
シンガポール航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しています。
ですので、通常はANAマイルでシンガポール航空を予約するコトが可能なのですが、エコノミー以外の上位クラスに関しては制限がかかっています。
ですので残念ながら、スイートクラス/ファーストクラス/ビジネスクラスに関しては、ANAマイルで予約するコトは不可能となっています。
チェックイン→搭乗(関空発)
シンガポール航空は、関空の第1ターミナル国際線の「Hカウンター」にてチェックインができます。
カウンターに到着すると、以下の4つのチェックインカウンターに分かれていました。
- インターネットチェックイン
- プレミアムエコノミークラス
- ビジネスクラス
- スイートクラス
チェックインカウンター
この中でも一番ゴージャスな色合いのスイートクラスカウンターへ足を進めて行きます。
私以外にこのカウンターへ向かう人は1名も居なかったので、多少緊張感が走りますが同時にワクワクが止まりません。
カウンターへ到着してパスポートを手渡すとすぐに「小杉様ですね!お待ちしておりました」との挨拶で気持ちが和らぎましたw
座席の確認の際にお席の変更について聞かれたので確認すると、この便は私以外にあと1名のみがスイートクラスに搭乗しているとのことです。
豪華なスイートクラスがほぼ貸切状態ということで、高鳴る鼓動とテンションが最高潮にアップしていきます。
座席は、噂のダブルベットを体験したいので、予約時の「3F」をそのままキープです。
チェックインの際に手渡されたチケットも、ゴールドカラーで豪華な雰囲気があふれています。
そして、チケットと一緒に「ラウンジチケット」が手渡されました。
実は、関空にはシンガポール航空の専用ラウンジがありません。
ですので、その代わりにこの「ラウンジチケット」にて、以下のいずれかのサビースを受けることができます。
- がんこ寿司での飲食(2,000円分)
- プロントでの飲食(2,000円分)
- JALサクララウンジの利用
JALサクララウンジの利用
これらの選択肢からどれか1つだけ選べたので、「JALサクララウンジ 」へ行ってみました。
以下の記事で、今回滞在したJALサクララウンジについて詳しく解説しています。
ファストレーンの利用
シンガポール航空のスイートクラス利用者は、関西空港のセキュリティーチェックを通過する際に「ファストレーン」を利用できます。
「ファストレーン」は優先チェックインですので、混雑している時でも素早くセキュリティーチェックを通過するコトができて便利です。
ですが、今回利用したのは平日の午後だったので、セキュリティーチェックは全部がら空きであまり意味はなかったかもです(笑)
待望のスイートクラスで極上のフライト
いよいよ飛行機の搭乗時間になったので、ラウンジを出て搭乗ゲートに向かいました。
すると整備や準備が整ったA380が、ゲート近くにてその活躍の時を今か今かと待ち望んで居ました。
ちょっと離れた距離から撮影してもこの大きさなので、さすが「エアバスA380」という名前の通りとっても大きな飛行機サイズは圧倒的です。
「スイートクラス」は優先搭乗ができるので、もちろんこの大きな飛行機にも1番乗りで搭乗できます。
私以外は誰も行列に並んでいなかったので、一番乗りで気持ちよく豪華客船へと乗り込むことができました。
スタッフの方に誘導されながら搭乗すると、ゲートから機内の座席に座るまでずっと「Welcome, Mr Kosugi」と全てのスタッフの方に挨拶されるというVIP待遇でした。
さすが「スイートクラス」と言わんばかりの対応でとってもゴージャスで嬉しかったです。
ゆったりで豪華な座席シート(ダブルスイート)
待望のスイートクラスの座席は、とっても豪華な雰囲気のレザー張りの座席シートが、フライト中の身体をしっかりとホールドしてくれます。
ファーストクラスよりも広いその座席シートは、Aeristo社製の35インチというハイグレードな仕様となっています。
座席の右側には鏡があるように見えますが、実はこれは鏡ではなく、お隣の座席がシンメトリックに並んでいます。
このスイートクラスの座席は全部で12席あり、窓側の一人掛けと真ん中の個室タイプの二人掛けの2タイプに分かれています。
この関空発のフライトでは、ラッキーなコトに私以外にお一人しか居なかったので、真ん中の個室タイプを一人で広々と利用できました。
ですので、座席に座ったり歩き回ったりと色んな角度から機内を撮影するコトができました。
スイートクラスには私の他に乗っている方がほとんどいなかったので、お隣の座席の向こう側の窓際の座席までもクリアーに見通せました。
そのぐらいこのスイートクラスの座席や個室は、広々としてゆったりとしたスペースがあります。
そして、その広々とした空間はこの他にも機内の色んな場所で感じ取るコトができます。
全ての座席の前には大きくて広々としたテレビスクリーンがあります。
このスクリーンのサイズは23インチなので、飛行機の機内とは思えない大きな画面で映画やテレビを楽しむコトができます。
私は機内で「ボヘミアンラブソティ」を観たのですが、極上空間で素晴らしい映画が楽しめてまるで天空のムービーシアターでした(笑)
テレビや映画を見る際には、座席の手元にあるコントローラーから全ての操作ができます。
また、座席にある照明器具の明るさの調整はもちろん、フライトアテンダントさんを呼ぶためのボタンも上部に用意されています。
フライト中に必要な全てのアクションが、これらのリモコンやボタンから行うコトができるので、とっても快適な時間を過ごすコトができます。
座席シートの足元はとっても広々としたスペースが確保されています。
足を伸ばしてフラットシートにして座るコトもできますし、様々なスタイルでリクライニングの具合を調節するコトもできます。
シートの下部スペースには、カバンや荷物を収納するコトもできるので、とっても快適で広々としたフライト時間を楽しめます。
座席シートには、電源やUSBの差し込み口が用意されています。
これによってスマートフォンやパソコンを充電することが可能となっています。
また、スイートクラスでは無料WiFiサービスを利用するコトもできるので、フライトにて移動しながら仕事に打ち込むコトもできます。
ウェルカムドリンクはシャンパン(ドンペリ/クリュグ)
スイートクラスの座席についたら間も無く「ウェルカムドリンクはいかがですか?」とフライトアテンダントさんに英語で声をかけられました。
「どんな飲み物がありますか?」と質問するとすかさず「おすすめはドンペリです!」との答えが返ってきました。
ですので、とっても真っ直ぐできめ細やかなドンペリを味わいながら、ゴージャスなフライトタイムがスタートされました。
まだ1杯目のドンペリを飲みきってない状態なのに、スタッフさんが次のシャンパンを持ってきました。
「こちらはビンテージの2004年のクリュグで、めったに飲めない激レア品です」との言葉に負けて、お酒が弱いのにこちらもオーダーしましたw
「ドンペリと飲み比べもできますよ」との言葉通り、美味しいシャンパン2種類を飲み比べるとその違いが明確に分かります。
こちらはドンペリと比べてネットリとしていて、少し発酵した香りがとっても美味しいシャンパンでした。
「シャンパンのお代わりはいかがですか?」と、まだ離陸もしていないのに何度もお代わりを持ってきてくれます。
おかげですっかり酔っ払ってしまったので、酔いを冷ますためにミネラルウォーターでお水休憩をバッチリと取りました(笑)
このようにスイートクラスでは、離陸までの短い時間でもウェルカムドリンクにて極上のおもてなしが体験できます。
ノイズキャンセリングヘッドフォン
座席に座ると黒くて大きなボックスがあるのに気がつきました。
ボックスには「Bo&」と「シンガポール航空」の2つのロゴが入っていました。
その黒いボックスを開けると、中に入っていたのは「ノイズキャンセリングヘッドフォン」でした。
「Bo&」は「バング&オルフセン」というデンマークのオーディオ・ビジュアルブランドのロゴです。
「バング&オルフセン」は、たしかな技術と時代を越えたデザイン、そして人間工学に基づいた快適な操作性の融合を得意とするオーディオブランドです。
実際にこのノイズキャンセリングヘッドフォンを利用してみると、周囲の音や飛行機の音が一切カットされて静寂が訪れました。
良く飛行機に用意されているBOSEやSONYのヘッドフォンよりも、より確実に周囲の騒音をカットしてくれます。
個人的には「バング&オルフセン」のヘッドフォンが、今まで装着したノイズキャンセリングヘッドフォンの中で一番好感度が高いです。
アメニティ
関空発の行きのフライトでは「LALIQUE」というブランドのアメニティをいただきました。
白と黒の配色がオシャレなレザーでできた美しいアメニティのバッグは、その中身のゴージャスさが外見から見てわかります。
ドキドキする胸の高鳴りを感じながら、少しずつバッグを開けてみると、素晴らしいアイテムがそこには所狭しと詰められていました。
このアメニティの中には、以下の充実したアイテムが入っていました。
- アロマキャンドル(75g)
- リップバウム(8ml)
- ボディーローション(30ml)
- 石鹸(50g)
アロマキャンドルには「機内での利用不可」のサインがもちろん書いてありましたが、非常に良い香りのキャンドルで大満足でした。
シンガポール発の帰りのフライトでも「LALIQUE」というブランドのアメニティをいただきました。
ですが、行きのアメニティとはバッグの仕様が異なっていて、全身がブラックのとても渋いイメージのレザーのバッグでした。
「きっと行きとは中身が異なるのでは?」という期待に胸を踊らせながら、美しいレザーのバッグを開くとそこには別の種類のアメニティが入っていました。
このアメニティの中には、以下の充実したアイテムが入っていました。
- オードトワレ(30ml)
- リップバウム(6ml)
- ボディーローション(30ml)
- フェイシャルミスト(50g)
勝手なイメージですが、おそらく男性向けのアメニティなのかな?とオードトワレの香りから予測できる渋い香りの香水でした。
これらのアメニティ以外にも、テディーベアのぬいぐるみのプレゼントがありました。
テディーベアの衣服には、シンガポール航空に関する何かの記念の文字が刻印されていました。
とっても可愛いテディーベアなので、お子さんへのお土産に最適なぬいぐるみのプレゼントになります。
また、その他のアメニティとして、座席に座った時に以下の様々なアイテムが手渡されました。
- スリッパ
- 靴下
- アイマスク
- パジャマ&手提げ袋
手提げ袋に入っていたパジャマは、機内で過ごしたり睡眠をとる時に着用するためのパジャマです。
また、このパジャマはアメニティのブランドと同じ「LALIQUE」のパジャマです。
こちらのパジャマはもちろんですが、持ち帰るコトができるので、そのための手提げ袋も一緒にセットになっていました。
柔らかい素材の生地でできているので、とっても気持ちよく着用するコトができる素晴らしいパジャマです。
また、スリッパもアメニティの中に入っていましたが、こちらも「LALIQUE」のスリッパです。
こちらも持ち帰るコトが可能ですが、比較的ラフな作りになっていたので、私は持ち帰らずに機内にて使い捨てで利用しました。
非常に履き心地の良いスリッパなので、機内で靴を脱いで快適に過ごすコトができました。
機内食・食事・ドリンク・飲み物は天空のレストラン
シンガポール航空のスイートクラスでは、飛行機が離陸して安定飛行に入ってからは、好きな時に好きなだけ食事をとるコトができます。
座席には離陸前から「本日のメニュー」が用意されており、大きく以下の2つのコース料理に分かれていました。
- 京都の名店「菊乃井」の村田吉弘氏による京懐石コース
- オリエンタル洋食コース
どちらを選ぼうか迷ってしまったのでしばらく考えた結果、オリエンタル洋食のコースを選ぶコトにしました。
すると、コースの中からさらに細かいメニューを選ぶ必要があったようで、パパッと適当に好みのメニューを選んでコース料理がスタートされました。
あっという間にテーブルが用意されて、美しい食器やカトラリーが並べられた様子は、まるで高級レストランのようでした。
まずは前菜の「チキンとラムのシンガポール風ソテー」からスタートです。
シンガポール料理の定番といえばこちらのソテーで、ピリ辛のピーナッツソースを絡めて食べる野菜やお肉がとっても美味しかったです。
前菜が美味しかったので、これから続くコース料理に胸が踊ります。
前菜と一緒にオーダーしたのは「シンガポールスリング」というシンガポールの定番カクテルです。
ドライジンをベースにオレンジリキュール、チェリーブランデーとライム、パイナップルジュースがミックスされた美味しいカクテルです。
シンガポールのホテルで注文すると一杯10〜30ドルぐらいするスタンダードなお酒です。
前菜の次はアペタイザーとして「フォアグラのテリーヌと鴨のスモーク」が来ました。
高級食材それぞれの個性豊かな風味を間に挟まれたリンゴが上品にまとめ上げる極上の逸品です。
前菜に引き続き、アペタイザーもかなりゴージャスな内容となっているので、これから続くコースにワクワクが止まりません。
アペタイザーの次は「アスパラガスのクリームスープ」です。
ローストした松の実とホイップクリームがアクセントになったクリーミーなオリエンタルスープが、これまでのコースの箸休め的な役割を果たしてくれていました。
スープの次に登場したのは「ベビーリーフとチェリートマトのサラダ」です。
アクセントとして胡桃とパルメザンチーズがトッピングされており、ドレッシングは以下の2種類から選ぶコトができました。
- バルサミコビネガー&エキストラバージンオイル
- クリーミー香草入りドレッシング
スープがクリーミーだったので、さっぱりとしたバルサミコ&バージンオイルのドレッシングをチョイス、とっても美味しいサラダでした。
「ワインはいかがでしょう?」とおすすめされたので、白ワインのリストから「Riesling」を選びました。
ドイツ産の2015年モノで「Selbach Oster Zeltinger Sonnenuhr Riesling Spatlese」とリストには書かれていました。
ワインについてはあまり詳しくないのですが、甘くってとっても美味しい飲みやすいワインでした。
メインディッシュの付け合わせに、カゴいっぱいのパンが運ばれて来ました。
好きな種類を好きなだけ選ぶコトができたので「ガーリックパン」と「バターロール」の2つをチョイス。
バターやオリーブオイルを塗って食べたり、メインディッシュのソースと合わせて食べるととっても美味しい極上のパンでした。
いよいよメインディッシュ「三元豚のグリルのカルバドスソースがけ」の登場です。
メインディッシュは、魚・チキン・ポークの3種類から選ぶコトができたのですが、一番美味しそうだったポークをチョイス。
しっかりとグリルされた三元豚はもちろん、付け合わせのさやいんげんやりんご、ポテトをソースと絡めて食べるととっても美味しかったです。
メインディッシュを食べ終えたら、待ちに待ったデザートタイムです!
デザートとして運ばれて来たのは「チョコレート・ラヴァケーキ」という極上のデザート。
暖かいチョコレートケーキに、バニラアイスとクランベリーソースを混ぜて口に運ぶと、美味しいハーモニーが広がって幸せに包まれました。
デザートを食べ終わったところで「チーズはいかがですか?」と声をかけられたので「スモールポーション(小さい欠片)で」とオーダーすることに。
すると「チーズセレクション」として、エダム・ロックフォール・ブリー・レッドチェダーの4種類のチーズと付け合わせが一緒に運ばれて来ました。
どのチーズもとっても香りが良く美味しいので、ついついワインが進んでしまいましたw
チーズを食べ終えてリラックスしていると、今度は「カゴいっぱいのフルーツ」を持ったスタッフさんが登場しました。
「好きなフルーツを好きなだけ取ってください」ということで、お腹いっぱいだったけど苺とメロンをチョイス。
とってもフレッシュで甘みタップリの美味しい果物がコース料理のお口直しとしてバッチリと役割を果たしてくれました。
コース料理のラストは「チョコレートと食後の飲み物」のセットです。
カフェインがダメな私でも大丈夫なカフェインレスのコーヒーも用意があって嬉しかったです。
チョコレートはどれも本格的なカカオが多めでとっても美味しかったです。
このように大満足なコース料理のおかげで、お腹も心も大満足の機内食となりました。
有名なダブルベッドはもはや天空のホテル
お腹もいっぱいになったところで「ベッドの支度はいかがしますか?」と声がかかったのでお願いしました。
ラッキーなコトにお隣が居ないこともあって、有名なダブルベッドの状態へとスタッフさんがパパッと支度をしてくれました。
飛行機の機内でこのような大きなダブルベッドで眠れるチャンスは滅多にないので、テンションと喜びが一気にアップしました(笑)
ベッドの状態にして扉やシェードを閉じると、そこはもはやホテルのような広々とした個室空間が広がります。
眠りにつかなかったとしても、ベッドに横になりながら映画やテレビを観てリラックスするコトも可能です。
また、枕もお一人につき2つずつ用意されているので、ベッドでぐっすり眠りたい方にとっても万全の体制が整って居ます。
もちろんお布団やブランケットも用意されているので、しっかりと熟睡したい方にとっても必要な全てが整っているまさに天空のホテルです。
通路や機内・クローゼット
スイートクラス内は私以外にお一人しかいなかったので、色々と歩き回って写真をとるコトができました。
それぞれの個室の間を縫うように流れる通路には、全体的な内装のデザインを鮮やかにまとめるオレンジ色のカーペットが敷かれています。
外の窓から入ってくる太陽の光を、それぞれの個室の隅々まで届けるように、個室の窓には開閉できるシェードが取り付けられています。
このように自由に開閉できる個室の扉や窓ですが、就寝時には全てしっかりと閉鎖してプライベートを保てるように特殊なデザインがされています。
個室の裏手にはしっかりとしたクローゼットも用意されています。
スーツやジャケットなど、シワをつけたくない衣服に関しては、こちらでフライト中保管するコトができるのでとっても安心です。
トイレも充実
スイートクラスは座席や機内食だけでなく、トイレもとっても充実していました。
スペースが広いだけでなく、設備やアメニティなど細部に魂が宿った仕様となっており、使う人の気持ちを良く考えられていました。
まず驚いたのが、手洗いの水の温度をボタンで調節ができたコトです。
飛行機のお手洗いで暖かいお湯で手を洗ったのは、人生で初めての経験だったのでびっくりしました。
また、手を近づけると自動的に水が流れるのもとっても便利で使いやすいです。
また、お手洗いにはアメニティなどもとっても充実していました。
機内のアメニティと同じブランドの「LALIQUE」のボディーローション・フェイシャルミスト・オードトワレやマウスウォッシュが用意されていました。
また、お手洗いにある戸棚の引き出しには、そのほかにも以下のようなアメニティが沢山用意されていました。
- 歯ブラシ
- 髭剃り
- シェービングフォーム
- サニタリーセット
- コットンパフ
- ヘアーブラシ
このようにアメニティが沢山用意されていて、とても充実しているトレイですが、それ以外にも機能の面でとても充実しています。
壁に収納されているパネルを便座の上に乗せるコトで、簡易的なレザーのベンチになります。
パジャマへの着替えなどの際に、こちらのベンチを利用するコトで、カンタンに着替えができるのでとても便利です。
また、トイレ壁面の上部には、もう一つのパネルが用意されています。
パネルのユニバーサルマークを見ると、赤ちゃんのオムツを交換する女性の絵が描かれています。
こちらのパネルをボタンを押して下ろすと、赤ちゃんのオムツを交換するための台がトイレの中に出現します。
このように、スイートクラスのトイレには充実したアメニティと機能が用意されている、ほかにはあまりない素晴らしい空間となっていました。
チャンギ国際空港に到着(スーツケースに優先タグ)
極上のスイートクラスだったので、あっという間に7時間のフライトを終えてチャンギ国際空港に到着しました。
スイートクラスを利用すると体力的にも全く消耗するコトなく、シンガポールへと快適な空の旅をするコトができて便利です。
シンガポールでのホテル滞在
快適なフライトでシンガポールへ到着するコトができたので、3泊4日の間ゆったりとシンガポール旅行を楽しむコトができました。
その間に、以下の有名なホテルに宿泊して、インフィニティープールを楽しんだりと、極上の時間を楽しむコトができました。
それぞれのホテル滞在記について、ブログ記事にて詳しく書いてあるので、気になる場合は是非とも参考にしてください。
チェックイン→搭乗(シンガポール発)
シンガポール空港にて関空行きのフライトへチェックインする際は、ターミナル3のファーストクラス専用チェックインを利用します。
この入り口までタクシーで横付けするコトが可能ですので、市内からタクシーに乗る場合は「ターミナル3ファーストクラス」と伝えればオッケーです。
ファーストクラス専用チェックイン
入り口に入ると、とっても広くてゴージャスな空間が目の前に広がっていました。
普通の空港のチェックインカウンターとは全く異なり、まるでホテルのロビーのような空間にて飛行機のチェックイン手続きを進めていきます。
チェックインが完了すると、スイートクラスに相応しいゴールドの搭乗チケットと一緒に「シルバークリスラウンジ」の招待状が手渡されました。
「シルバークリスラウンジ」とは、シンガポール航空のファーストクラスとスイートクラスの利用者のみ利用できる特別ラウンジです。
チェックインを完了すると、担当のスタッフが一緒に「シルバークリスラウンジ」まで案内してくれます。
広くて美しいファーストクラスのチェックインカウンターを後にして、空港の内部へとゆっくりと歩いて進んで行きます。
ファーストクラス専用出国ゲート
案内がスタートすると間も無く、ファーストクラス専用の出国ゲートへと案内されました。
スタッフの方が連れ添って案内してくれるのはこのポイントまでで、ここから先は一人で進んで行きます。
このゲートを越えた先にあるエスカレーターを2階に登った所にすぐ「シルバークリスラウンジ」があります。
シルバークリスラウンジ
「シルバークリスラウンジ」とは、シンガポール航空のファーストクラス&スイートクラスの搭乗者のみが利用できるラグジュアリーな極上ラウンジです。
今回ファーストクラスへの搭乗とあわせて、この豪華な「シルバークリスラウンジ」を体験することができました。
また、スイートクラス利用者のみが利用できる「Private Room」についても体験することができたので、以下の記事に詳しくまとめてみました。
待望のスイートクラスで極上のフライト(シンガポール発)
「シルバークリスラウンジ」にて思いっきりゴージャスな時間を過ごしていましたが、飛行機の搭乗時間になったので、ラウンジを出て搭乗ゲートに向かいました。
帰りの便もスイートクラスを利用するので、優先チェックインで機内へ1番乗りで搭乗するコトができました。
ビジネスクラスやエコノミークラスの場合は、行列に並んでから飛行機へと搭乗するのが当たり前の世界です。
その当たり前が、スイートクラスに乗るコトで、完全に非日常へと導いてくれるのでとても刺激的な経験を得るコトができます。
そのような特別な経験や素晴らしいおもてなしも含めて、このスイートクラスに乗るコトの価値を再認識できました。
帰りの便も、ゲートから機内の座席に座るまでずっと「Welcome, Mr Kosugi」と全てのスタッフの方に挨拶されるというVIP待遇でした。
さすが「スイートクラス」と言わんばかりの対応でとってもゴージャスで嬉しかったです。
ゆったりで豪華なシート(窓際スイート)
行きのフライトでは中央のダブルスイートを予約しましたが、帰りのフライトは気分を変えて窓際を予約するコトにしました。
窓際のお席は全部で8チョイスあるのですが、なんとなく気分で「4A」を選ぶコトにしました。
行きのフライトでは空いていたスイートクラスですが、時間が経つにつれて利用客が増えて、ほぼ満席な状態になりました。
どうやら日本からシンガポールへのフライトでは利用客は少ないようですが、シンガポールから日本へのフライトではスイートクラスを利用する方は多いみたいです。
ウェルカムドリンク(ミネラルウォーター)
帰りのフライトでもドンペリやクリュグなどの高級シャンパンをお勧めされました。
ですが、すでにラウンジにて沢山呑んできたのと、深夜便のため離陸後すぐに眠るために、ミネラルウォーターをオーダーしました(笑)
シングルベッドでも天空のホテル
そして、飛行機の安全体制が整ったらすぐに、座席シートをベッドの状態へと整えてもらいました。
ダブルベッドよりはもちろん狭いですが、一人で眠るには十分な広さがあってとても快適でした。
深夜1時30分に離陸のフライトだったので、普段寝付きの悪い私でもあっという間に眠りに落ちるコトができました。
「小杉様!おはようございます」という掛け声で目が覚めたので、窓の外を見るともうすっかり朝になっていました。
3時間ほど眠った所で、食事の時間がスタートになったので、フライトアテンダントさんが起こしてくれました。
まだ眠い目のままベッドの状態から座席へと戻され、食事の用意がスタートされて行きました。
機内食・食事・ドリンク・飲み物は天空のレストラン
まずはお目覚めのドリンクというコトで「生搾りオレンジジュース」をオーダーしました。
とっても美味しいオレンジジュースで、生搾りなので新鮮でフレッシュな喉越しが、朝の目覚めを思いっきり助けてくれました。
オレンジジュースを飲んでいる間に、スタッフの方があっという間に食事のためのテーブルを用意してくれました。
こうやってテーブルクロスと美しい食器やカトラリーを眺めると、やはりどうやってみても高級なレストランにしか見えませんw
さて、気になる食事の内容ですが、実は「Book The Cook」という事前予約サービスで「16oz Filet Steak」を用意してもらっていました。
ですが、スタッフの方から「それだと3時間食事に時間がかかるので他のメニューをお勧めします」とのコトで、当日になってメニューを変更しました。
まずは「フレッシュフルーツ」の盛り合わせが運ばれてきました。
メロン・イチゴ・キューウィ・ラズベリー・ライムの組み合わせで、こちらもスッキリさっぱりとこれからの食事のための前菜的な役割を果たしてくれました。
次にバスケットいっぱいに盛り付けられた「フレッシュベーカリー」が運ばれてきました。
好きなパンを好きなだけ取って良いスタイルだったので、クロワッサンとチーズパンをチョイス。
これがとっても美味しくって病みつきになる程の極上のパンでした。
そしてメインディッシュとして運ばれてきたのは「シンガポール風ラクサ」という人気料理です。
米麺にココナッツミルクがベースのスープとエビやフィッシュケーキなどの具材が入ったシンガポールを代表する麺料理です。
この他にも、ハンバーガー・アメリカンブレックファースト・コンチネンタルブレックファーストから選ぶコトができました。
ですが「シンガポール航空のスイートクラスのラクサは美味しいに違いない!」と思ったのでラクサをチョイス。
これが大当たりで、エビもプリプリのとっても美味しい贅沢なラクサで最高な味わいでした。
「食後にコーヒーはいかがですか?」と聞かれたので、カフェインがダメな私は「カフェインレスコーヒー」をチョイスしました。
コーヒーを飲むと自動反応的にチョコレートが食べたくなるので「行きのフライトと同じチョコはありますか?」とスタッフに質問して見るコトに。
すると「チョコレートはないけどクッキーなら」という回答だったのでオーダーしてみました。
するとしばらくして登場したのがこちらの「チョコチップクッキー」でした。
これがまたとっても美味しくって、行きのフライトで食べたチョコも美味しかったけど、こちらのクッキーも絶品の味わいで大満足でした。
行きのフライトよりも軽めのコース料理でしたが、お腹も心も大満足の機内食となりました。
関西国際空港に到着(スーツケースに優先タグ)
こうしてあっという間の6時間のフライトが終了し、関西国際空港に到着しました。
スーツケースには優先タグがつけられていたので、スーツケースはもちろん1番に到着し、スムーズに空港を後にして旅を終えることができました。
まとめ
マイルを本格的に貯め始めて1年間が経過した記念に、シンガポール航空のファーストクラスを超えたスイートクラスに搭乗しました。
そのおかげで、エコノミークラスやビジネスクラスでは体験のできない、極上のラグジュアリー空間を思いっきり楽しむコトができました。
今回は75万円でしたが、通常100万円かかる飛行機をマイルを使って無料で体験するコトができて、自分自身でもとっても驚いています。
そして、現金での購入は無理でも、ちょっとした工夫でマイルを貯めるコトで、このような豪華な経験を誰でもできるコトを改めて実感しました。
もしもアナタもマイルを貯めてスイートクラスなどの極上体験を無料で体験したい場合は、以下の記事に私の実践したノウハウを無料で公開しているので参考にしてみてください。